山行記録



異常気象の北海道、親戚廻りのついでに十勝岳ピストン


2010.08.31

■望岳台登山口〜十勝岳山頂〜望岳台登山口


※最近は皆さん光とか使っているらしいので、写真大きめの多用していきますぜ。

一番右のとんがったのが翌日目指す山頂です。

天気予報だと翌日は午後になるにつれて雨の確率が上がるというイヤーな感じ。
10年前に登ったときも同じような天気で、そのときは頂上で道に迷って尾根を行くつもりがいつの間にか下山していたという肩透かしを食らったんでした。思い返すとアレは下山していなかったらどうなっていたかという冷や汗もんの蒙昧登山でした。

翌朝起きてみても天気はぱっとせず、とりあえず登山口まで行って北海道の山の雰囲気だけでも味わってみることにする。
望岳台に着いてみると、曇ってはいるものの雲は山の向こうに引っかかるようになっていて、しばらくは大丈夫な様子。行けるところまで行ってみるかとトイレの水をプラティパスに入れて出発。


この日のために熊よけの鈴を入手していたのだけど、初めのうちは必要以上に辺りに気を配って歩いてました。それにしてもこの山背丈以上の木が生えてないのは活火山のせいなのか。それとも森林限界が低いせいなのか。初めから山頂が見えているというのもなんだかおかしな気分だ。

がっしかし、山頂はあの向こうだったのだ!




気がつくと色のない世界を歩いていた。

稜線に出ると風が強く肌寒いのでジャケットを着込む。
下にいたときに見上げていた雲の中に入ったということか。
しかし同じく麓から見上げてこの山が活火山であることを再認識させた硫黄臭のする噴煙がたなびいてきて、何となく頭が上手く回っていない感じがする。それがなんとも気持ち悪いような気持ちいいような…


ぱらぱらといたはずの他の登山者の姿も濃い霧の中に没してしまい、ざっくざっくという自分の足音だけが聞こえてくる。

斜面が急になっていよいよ最後の登りか。
山頂の標が霧の向こうにふと見えたが、天気同様どうもすっきりしない気分。10年越しのリベンジということにして登っていく。

登頂時眺望なし


徐々に晴れ間が!


ラーメン食べてる間にもっと晴れるかも…


さらに晴れ間が!

つくづく行いがいい!視界がひらけてみると廻りにはこんなにも山があったのかと驚く。そしてでかい!山裾が広がっているのか、でっぷりした山塊の中に自分がひょっこり乗っている感じ。
山肌に糸のような登山道が見えている。美瑛岳、そして反対側には以前登ったはずの富良野岳…。
あのときは登山地図も持っていなかったっけ…(中学の地図帳を持っていった)
……つくづく行いがいい!

さて下山です。
ちなみに望岳台から山頂まで三時間くらいでした。登っている人たちは地元の高齢の人が多かったです。けっこう裏山感覚で登れる山なのかもしれません。

下山開始


あの岩がごろごろしてる辺りが山頂


陽が出るとぽかぽか


振り返る


真ん中の黒点が非難小屋。綺麗でしっかりしてます。
右上の人工物が望岳台。




とまあ下りて来てみると最初のドキドキはいったい何だったんだというくらい平和というかじっと沈黙しているような山でした。
ドキドキの主だった原因であった熊ですが、その姿どころか鹿その他生き物の気配すらもなく、鈴も下りのときはザックの中にしまってしまいました。でも知床のときは3日のうち2度も熊の気配を身近に感じたりしたのでこの山だけと思っていた方が良さそうです。
しかしこれで10年前に果たせなかった大雪山系縦走がやや現実味を帯びてくるのを感じたのでした。



今日の宿


それはきのこの森の中







おしまい。