山行記録

HAPPY BIVOUAC



テン泊装備での岩登り試しに乾徳山


2010.10.11

■1日目 乾徳山登山口〜国師ヶ原(テント泊)



登山口に着いたのがPM4:00。
久しぶりのテン泊装備がずしりと重い。

ここは前回の十勝岳と同じ2000m強ほどの山なので普通に登ってはおもしろくない、と、水・食料は充分すぎるくらいの量を、さらに出番のないであろう余計な装備まで持ってきていた。


ヘッ電をすぐに取り出せるところに入れて登り始める。


下山してくる人たちがすれ違いざまやや心配そうに声をかけてくる。
テントだとわかると皆一転して穏やかになる。暫し立ち話。

試行錯誤の登山者を温かく見守っていただき感謝です。


昨日までは大雨が降っていたのだが、今日は昼間30℃に迫る程の夏日だったから地面はほぼ乾いている。
…っつうか暑いね…
着ていたTシャツはすでに汗でびっしょり。
それでも立ち止まると湿り気を帯びた冷たい風が吹いてきてちょっと肌寒い。地面から立ち上った蒸気が冷えたものだろう。
拾ったお助け棒を頼りに歩きやすい樹林帯の道をテン場まで進む。夕焼けには間に合いそうもない。
錦晶水に着いた頃ほぼ日が暮れる。顔を洗っていると大声を出しながら下山してくる子供連れの家族がいた。あの気持ち解るな…

ヘッ電を取り出すのも面倒でそのまま闇の中をほのかな明かりだけを頼りに歩く。
国師ヶ原は想ったよりも狭くて、それに使われなくなった小屋があるはずなんだけど見つからず、もうちょっと開けた場所があるのかもと先へ行ってみるが、登り坂が続くのみのようなので戻って適当なところにテントを張ることにする。

蓋にスープカレーの袋を載せて玄米を炊いている間にテルモスに入れてきた一晩分のウィスキーを飲む。家で飲むときより味が際立つ気がする。

PM7:00頃、炊きすぎた玄米を無理矢理食べたため苦しくなって寝た。







2010.10.12

■2日目 国師ヶ原〜乾徳山山頂〜扇平〜道満山〜徳和


寝心地良すぎて10時間も寝ちゃったよ!(;´Д`)
下が枯れ草でふかふかだったからエアマットは使わず銀マットのみだったけどすこぶる快適。寝てる途中で暑くて寝袋のジッパーを全開にしてた。他に人のいないテン泊のときは野生動物の足音がいやに大きく響いて寝付けなかったりするんだけど、この辺りの動物たちは適度に放っておいくれたようで安眠できました。


いつもの幕。結露が激しくなってきた…

こんな場所

今日はあの頂を目指します。…近いね(;´Д`)


昨日通り越した分岐。ここを水ノタル方面に進むとすぐに例の小屋があったようです。
上の方から見たらその辺りはだいぶ展けた場所みたいでした。


登り始めるとじきに樹林帯が途切れ視界が展けてくるとそこが扇平です。
水さえしっかり確保していればこの辺りにテントを張っても気持ちよかったかもと想いました。



山頂の岸壁。
この辺は紅葉が見事でした。


扇平を過ぎて再び樹林帯に入ると間もなく最初の鎖場。
張り出した岩の上に座ると正面に富士山が見えてとても気持ちいい。
次いでやや傾斜のある鎖場。2本の鎖が並んでいてどちらからでも登れるようになっている。左の方が難しそう。
テン泊装備での登攀が今回の目的なので限界を知るためにも左側から登る。鎖になんて触れません。

…!

………


…チャリーン



最後のところでビビって触っちゃいました…




ついに山頂の岸壁。
ここは左側に登れそうな部分があります。


その後、妙なハイテンションになりルート外のところを攀じ上ってその先がすっぱり切れ落ちてて冷や汗掻きながらずりずりと尻餅着くように戻ってきたりとかしながらようやく山頂直下の岩場デス。 先程のところで荷物の重さは問題ないことが判ったのでここも鎖に触れないように登ってみます。

ちょっと行き詰まったときに恐怖感が襲ってきて腰が引けたりしましたが、ここは鎖に触れずに登り切ることが出来ました。

要は体力の問題じゃなく気力の問題だなと…



で、山頂。誰もいませんでした。




ここでチョコなど食べて休憩します。
遠くに見える人工物が高原ヒュッテだと想われる。




地面に含まれていた水分が上がってきてます。



晴れ間が出ると真夏のような暑さです。


金峰山のほうからでっかい雲の塊が流れてきたのでここらで下山します。
人が来ないのをいいことに下山も同じコースを行きます。
下りでは落ちるときは前方に落ちることになるので登りより別種の恐怖感があります。でもそれがどことなくさっぱりした感じなのです。なんというか諦めの境地というか…

結局下りも鎖に触れずに済みました。とはいえまたお尻をずりずりはしましたが…


途中で置き去りにしてきたお助け棒を拾っていく。
なんかこういうのって妙な愛着が湧いてしまって最後まで持って行ってしまう…



扇平。ここはホントに気持ちいい。
奥におじさんが写ってますね。




ススキに囲まれて昼食にしました。


怪しい雲がつぎつぎ湧いているのですが、降りそうで降らないようなので、扇平からは尾根沿いを徳和まで下りることにしました。


どーまん山(読み方?)ピーク


毒々しい程真っ赤なきのこ


下山の途中でなんか白い物が落ちてるなと気付いて足下をよく見てみると、水晶みたいなのがごろごろ転がってたんですよ。

うおーなんだこりゃ!

辺りを見回したらそこかしこに散らばってて、これは十勝岳から持ち帰った硫黄岩(?)と並べて飾ろう、と幾つか吟味し、守銭奴らしくこぶし大のを持って帰りました( ̄ー+ ̄)。


徳和のコスモス



…百合?



…花



ご苦労様です



ここで足を洗いました。



少しは役に立つ情報を
このほかにもうひとつバス停があったのを過ぎゆく車窓から確認しました( ̄ー+ ̄)。



奥がきっと乾徳山




おしまい。





※後日確認したところ拾ったものは石英というものでした。殆ど価値はないようです…
でも部屋の中に自然のものがあるのはいいもんです。
石だと手もかからないし…